SE44J ヤマハ シグナスX SR

シグナス125を回収しました。



台湾ヤマハモデルです。日本国内向けと仕様が少し異なりますが、バイクの国台湾で作られた名車だと思います。
問題は台湾仕様だと国内YSPが扱ってくれないことです。なので、トラブルに合うと、ほとんど自力で解決する必要が。

HA03 ホンダ CD90

CD90を回収しました。



原付に分類されますが、クラッチとギアペダルを操作して変速させる、チョークも手動、ガソリン計もなくタンク切り替え式。遅いけど馬力があり、重たい荷物積んでしっかり走れるビジネス用。一昔前のバイクらしいバイクです。
操作方法が中型以上のバイクとほぼ共通なので、中ニ免許取得の為の練習台的な役目もあったのですが、同じような操作方法を踏襲してるエイプが出た今では、この手のビジネスバイクは滅多にお目にかからなくなりました。
交番のお巡りさんや、坂と隘路が多い下町商店街の親父さんが乗ってるくらいでしょうか。

【整備ネタ】自転車屋から貰ってきたバイクを点検して

今日は苦いネタを。

「違うバイクを近くの自転車屋から貰ってきた。エンジンかかるけど、他に悪いとこないかどうか、ざっと見てみてー」
というご依頼です。

うちは整備場が道路から丸見えなので、全然関係ないお客さんが時々来てくれます。今回の依頼もそんな感じ。

エンジンかかるから音だけで判断するだけで良い、お金はかけられない、という条件。
まあ、音聞くだけなら、と思い受けたのがまず間違いでしたね。

今日の犠牲車体は、3YKヤマハジョグZR初代モデル。バッテリーの交換すら外装の半分以上を外さないといけない、面倒くさいモデルです。

預かってその午後、キックでエンジン一発でかかりました。

ブーン、ブウウウウウウウウウウウン！

ブルン！

スコンッ

カラカラカラカラ…。

いきなりエンスト。その後いくらキックしてもかからず。

クランクとかピストンとかの異音は認められず。圧縮比も充分、火花も飛んでるしプラグも少し湿ってるし。

結局バラすしかなし。他の仕事山積みなのにorz

まず、エンストの原因はこれ



見えずらいと思いますが、キャブレターのお皿下に変なスライムが堆積してます。これがスロージェットに入りました。

スライムの正体は燃料ポンプ内に何者かが塗った汎用液体ガスケット。

おそらく昔ここから燃料漏れでもしてたんでしょうね。その時は都合よく止まったんでしょうが、徐々に溶けてキャブレターまで来ちゃったってところです。

プロなら燃料経路内に汎用なんて使うわけがない。とは思いますが、原因が分かったところで誰にも請求できない。トホホな日でした。

SA24J ヤマハ ニュージョグ

ニューってほど新しくはないですが、ニュージョグを回収しました。



2ストジョグシリーズの最終モデルです。とにかく外装が頑丈です。外縁を車のバンパーにも使われるPP樹脂で覆った形にしてるせいで、割れや欠けがある車体になかなか出会わないです。走行距離3万4万km走ってた車体で、です。エンジンはもともと丈夫なヤマハエンジンですし、ある意味究極の一品と言えるかも。

5AU ヤマハ ビーノ

ビーノを回収しました。



少し色あせ感がありますが、カウルに割れ欠けなし。ビーノにしては非常に珍しい一品です。