今日は整備ネタです。
犠牲車はヤマハジョグ3KJ型。修理依頼です。
エンジンかからない、かかってもすぐ止まるとのこと。よくあるパターンです。
圧縮チェックしてキャブOHしてインマニ交換してエアフィルター交換してキック始動。全く問題なく一発でかかりました。アイドリンクも安定、吹き上がりも良好、ここまでは順調です。
空転してるリヤタイヤを止めようとブレーキレバー握ると、
ガリガリガリ!!!!
えええうぇえええ???!!??
ブレーキレバー離すと何もなし。
でも握ると、やっぱり
ガリガリガリ!!!!
なんでやねーん…。
タイヤに何か噛んでるもんでもあるのかとバラして見ても、何も見つからず。
ていうか、ガリガリ音はエンジンから聞こえたです。ブレーキ握るとなぜかエンジンから異音がする、、、
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悩むこと10分。
ブレーキスイッチとセルスイッチが連動してることに気付く。
つまりセルスイッチが常時ON状態になってて、ブレーキスイッチのおかげでセルモーター自体はかろうじてOFFになってる状態です。
どこかで短絡してるはず。
外装を引っぺがして調べていきます。
ハンドル部のスイッチ周辺ではありませんでした。
じゃあ、どこで…?
フロントカバーを外した瞬間
木の葉です。
ぎっちりです。
実は3KJ型のこの部分には、いろんなものが溜まりやすいです。蜂の巣だったり、カマキリの卵だったり、ゴミくずだったり。通常は密閉状態なのですが、経年劣化や事故でカウルが曲がったり欠けたりすると、その隙間から異物が入り込んで溜まりやすくなるんです。
しかし、木の葉だけここまではぎっちりは初めてです。中に蛇でも住んでるんじゃないかってくらい大量でしたw
奥にあった配線には、蛇だかネズミだかがかじった跡が。セル線とアースも綺麗に剥げて短絡状態。原因はここでした。
ていうか、今までよく動いてたなこのバイクw
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