今日は整備ネタです。
今回の犠牲車体はAF62ホンダディオ。
空冷4サイクルエンジン搭載。
このエンジンはトゥデイと共通、今のホンダスクーターの主流です。
エンジン始動時にキュルキュル音が酷いとのこと。
とりあえず目の前でエンジン始動してもらいましたが、そんな音は聞こえません。
いやちょっとはしますけど、まあ、個体差の範囲内かなーという程度。
走りの挙動について尋ねると、全く異常は見られない、ガンガン走れるとのこと。
なら大丈夫ですよーと答えましたが、お客さん、どうしても見てくれ、ということなので覗いてみました。
ベルトやケース内がオイルまみれの図
全然大丈夫じゃないしorz
ていうか、これでよく普通にスピード出てたな。つるつる滑らないのかな。
原因は
このオイルシールの劣化。
シールの向こうはクランク室。この中の4ストオイルが走行中に滲み出てこの有様、ということのようです。
とにかく、オイルまみれ部分はパーツクリーナーで洗浄して、古いシールを外して、新しいシールを装着。
この写真はそれから10km走行した後のもの。とりあえず治まっているみたいです。
やれやれです。
普段、症状が出た車体ばかり修理してるせいか、未然に防ぐ眼力がおろそかになってることを思い知らされたケースでした。
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