久々に整備ネタを。修理依頼です。
走行中、爆音が出るようになったとのこと。見たらマフラーの付け根が取れかかっています。外してみると、エンジンのシリンダー部分のスタッドボルトが折れていました。
少しでも軸が出ていたら楽だったのですが、今回は根元から折れています。なので、下穴を作り直して新たなスタッドボルトを埋め込んで行きます。
まずは下穴を開けます。
うまいことポンチで中心点を穿ち、ドリルを使用。最初は2mmから。1mmずつ広げていき、最後は⒋8mm。
次は6mmタップでネジ穴作り。折れたらエライことになるのですが、かといって弱くしてもダメ。力加減は何本もタップを折って経験積むしかありません。うまく開けると、
こんな感じです。これなら、元の通り。
ここに新しいスタッドボルトを埋め込みます。
新品のスタッドボルト。しかしこれCD50E用。カブ用のが在庫ありませんでした…。
でもまあ長さが少し違うだけなので、これで代用します。お客さんには「長いので、お得ですよ」とか言い訳しました。
とまあ、こんな感じです。
やはり長いですが、まあしっかり付いてるので良しとします。
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