AA01E スタッドボルト埋め込み

久々に整備ネタを。修理依頼です。
走行中、爆音が出るようになったとのこと。見たらマフラーの付け根が取れかかっています。外してみると、エンジンのシリンダー部分のスタッドボルトが折れていました。

少しでも軸が出ていたら楽だったのですが、今回は根元から折れています。なので、下穴を作り直して新たなスタッドボルトを埋め込んで行きます。

まずは下穴を開けます。


うまいことポンチで中心点を穿ち、ドリルを使用。最初は2mmから。1mmずつ広げていき、最後は⒋８mm。
次は6mmタップでネジ穴作り。折れたらエライことになるのですが、かといって弱くしてもダメ。力加減は何本もタップを折って経験積むしかありません。うまく開けると、

こんな感じです。これなら、元の通り。

ここに新しいスタッドボルトを埋め込みます。

新品のスタッドボルト。しかしこれCD５０E用。カブ用のが在庫ありませんでした…。
でもまあ長さが少し違うだけなので、これで代用します。お客さんには「長いので、お得ですよ」とか言い訳しました。

とまあ、こんな感じです。


やはり長いですが、まあしっかり付いてるので良しとします。

AF55 ホンダ スクーピー

スクーピーを回収しました。

水冷4サイクルスクーターの汎用モデルです。このAF55スクーピーと、AF56、57スマートディオとAF58ズーマーとが、外見こそ随分違いますど中身ほぼ共通しています。

外見といえば、スクーピーは、独特の丸いフォルムをしています。こういう形は、外観重視で耐久性を犠牲にしてることが多いです。例えばホンダ ジョルノとかヤマハ ビーノとか。ちょっと転けただけでカウルが割れちゃったりしてます。でもこのスクーピーのカウルは、厚みもしっかり確保されていて、割れ欠けが少ないように感じます。
ただ、リヤウインカーの取り付け部分、ここだけは良くポッキリ折れてることが多いです。

ここだけは設計に無理があったような気がします。

AF27 ホンダ スーパーディオ

白のスーパーディオを回収しました。

鍵が壊されてたり、フロントフォークが固着したりしてますが、カウルの割れ欠けなし。ありがたいです。
気持ちだけわずかですが、買取でした。

YY50QT CKF レビータ50

レビータ50を回収しました。

CKファクトリー社製のバイクです。CKファクトリーとは、元中国人留学生の方が福岡で立ち上げた会社で、福岡では結構有名です。本社がうちの近くだったりしますw
レビータはイタリアで設計されデザインされ中国で生産され輸入されたモデルです。
空冷4サイクルエンジンを搭載し、新車価格が10万円をきる、ということで、地元テレビでも取り上げられました。
写真のように非常に格好良い形をしています。中身は、すみませんがあまり良くは知りません。
中古での貿易取引は全く行われていません。このバイクの日本中古車を買うなら中国から新品仕入れた方が早いし安いですしね…。
写真の車体も大変キレイな状態なのですが、無料回収とさせて頂きました。

C50 ホンダ リトルカブ

リトルカブを回収しました。

フロントホイールばかりが偏って錆ています。写真の車体は、屋根の下で保管されていましたが、前の方だけ雨がかかる位置だったようです。
放置期間はそれほど長くなかったそうなのですが、やはり乗ってないとすぐ錆が出てきますね。転がる石にコケはつかないという諺通り、乗ってれば錆進行が遅いです。
カブはそのほとんどが鋼鉄製の構造体なので、一旦錆出すと、瞬く間に広がって行きます。放ったらかしにしてると際限なく錆は進行し、最後には動かしただけでポキンと折れるほど崩壊します。そうなったら、査定は0です。
カブに限ったことではないのですが、放置バイクはなるべく早くお電話頂けるとありがたいです。