今日は整備ネタです。
今日の犠牲車はAF55スクーピー
のエンジンAF55E。
AF55Eはホンダの水冷4サイクルスクーターのエンジンです。スクーピーやズーマー、スマートディオ等に採用されています。
このエンジン、非常に静かです。乗ってる人にはとても扱いやすい良いエンジンだと思うのですが、整備してる側からするとホンダ製らしくない面倒くさいエンジンです。
今回はクランクベアリングから異音がするので、今日はその交換作業です。
たかがスクーター50ccクラスのエンジンですが、水冷なのでパーツ数が多く、ここまでバラすのはとてもめんどくさい。通常の1.5倍の時間がかかります。
そして一番良くないのが、このクランク。
こちら側のベアリングは単品で交換可能ですが、
こちら側のベアリングはカムチェンギアが邪魔して交換不可。なので、クランク丸ごと交換になります。
当たり前ですが、これがめちゃ高い。これだけで3万弱します。ただでさえ弱いスクーターのクランクベアリングで、そもそも単価の低いスクーターでこれは痛い。外国の方が敬遠する理由はここら辺にあるのかもしれません。