バイクの盗難ネタって、他のブログでも結構扱われていますよね?
私もこういう商売上、盗難車と無縁ではいられません。
今回は、業界側(偉そうにw)の話を書きたいと思います。
少し長くなるかもですが、良かったらお付き合い下さいませ。
私が今のようなバイク屋稼業を始めてから17年になります。
最初は、軽トラックにスピーカーをつけて、
「ご不要のバイクがありましたら、買取致します〜。廃車手続きもします〜。」
ってテープを流しながら、街をゆっくり回っていました。
今は家電の回収をやってる軽トラックがあちこち回ってますよね?
あれの原形です。
はたから見たら、胡散臭いことこの上ない商売です。
怪しまれるのは当たり前かもしれません。
ネットで当時から
「あいつらが来ると、その地域ではバイクの盗難が増えるらしい」
「買取なんて嘘。処分料よこせって言うに決まってる」
「あいつら、街を回りながら、高級バイクを探してる。」
「うちのバイク、カバーかけてたのに、あいつらが来ると何故かカバー取れてるんだ。家の奥に置いた方がいいぞ」
などと言われていました。
業界の恥をさらすようで、アレなのですが、半分は事実です。昔は、
そこらへんの、使われてなさそうなバイク2、3台持ってっても、誰もわからんだろ、とか、
カブ1台盗んで綺麗にしたら2、3日仕事しなくて良い、とか、
新聞屋さんのカブを数十台根こそぎ持ってく、とか、
同業者の恥ずかしい武勇伝を山のように聞いてきました。
未だに、バイクの窃盗団みたいのが捕まって報道されたりしますし、
本当に恥ずかしい話です。
でも、犯罪は割に合わない。
この言葉、
「盗みによって金銭が入り一時的に潤っても、良心が長いこと痛むし、時効まで逃げ切らなきゃいけない、それで割りに合わない」
と一般的に解釈されています。
が、現在、私の知る限り、バイクの貿易においては、良心とか関係なく
犯罪は割に合わないようになっています。
次回に続きます。
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