中古バイクを海外へ運ぶ手段は、
他の輸出品と同じく、コンテナに詰め込まれて、になります。
車種にもよりますが、原付程度のバイクなら、
1つのコンテナに100台弱詰め込まれます。
船に積まれる前には、全車通関検査受けるわけですが、
この時、詰め込まれた100台のうち、1台でも盗難車が発見された場合、
そのバイクが入ってたコンテナまるごと、港に留め置かれて、
全車さらなる精密検索です。官憲の捜査を何日も受けるハメになります。
コンテナは留め置かれるだけでも保管料やら延滞料やらでお金がかかります。
その損害額1日につき40万円前後。おまけに、船代も2重取り。
捜査の段階で、そのバイクをどのようにして仕入れたかを説明できなければ、
そのバイクの被害者への賠償責任も負います。
そうなったら船会社または貿易業者側は、バイクを回収した会社と持ってきた人間に全責任を負わせます。
たかが1台でも盗難バイクを扱うのは、リスクが大きすぎるわけです。
しかもそれを続けてとなると取引停止、その前にお巡りさんのお世話になります。
犯罪は割りに合わないようになっています。
次回に続きます。
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